胃内視鏡検査|茅ヶ崎市の胃腸科・消化器科・内科|茅ヶ崎わかば内視鏡クリニック

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胃内視鏡検査

胃内視鏡検査|茅ヶ崎市の胃腸科・消化器科・内科|茅ヶ崎わかば内視鏡クリニック

経鼻内視鏡検査の特徴

経鼻内視鏡検査時の写真

  • 舌の根元に当たらないので吐き気が少ない胃カメラが可能です。
  • 口がふさがらないので検査中に話ができます。
  • 眠くなる麻酔を注射しないでも苦痛の少ない検査が可能であり、体への負担も少なくすることができます。
  • 喉への局所麻酔薬の影響が少ないため検査後30分~1時間で食事も可能です。
  • 鼻腔の局所麻酔をしっかり行い極細内視鏡(5.8mm)を使用するため、鼻の痛みはほとんどありません。
  • 一般の内視鏡と比較すると画質がやや劣り、行える処置も限られます。(最新機種では性能向上あり)
  • 患者様の容態によって鼻からの挿入が難しい場合は、極細内視鏡を口から挿入する胃カメラも可能です。
  • ある調査では、「口からの胃カメラは二度とやりたくない」と考えていた人の多くが「経鼻内視鏡ならまた受けてもよい」と答えています。
  • 患者様が検査を敬遠してしまうことで、病気の早期発見の機会が失われてしまう危険性を減らすことができる可能性があります。

検査の流れ

1

事前検査・問診

  • 検査を安全に行うために、常用薬の確認や薬のアレルギーなどをチェックします。
    (お薬手帳等内服薬が確認できるものをお持ちください)
  • 内視鏡検査を事前に予約された方は、検査の1週間前(内服薬のない方は1日前)までに外来を受診してください。
  • 全身状態の把握や感染症の有無について、血液検査を行う場合があります。
  • 患者様の状態によっては、心電図検査、レントゲン検査をおこなう場合もあります。
2

検査の準備

  • 着替えやすい服装で来院してください。
  • 運転での来院は控えてください。
  • 中断できない内服薬は少量の水分で服用してください。
  • 心臓病、不整脈、緑内障、眼圧が高い、糖尿病の既往がある方はお申し出ください。
  • 麻酔薬のアレルギーがある方、麻酔薬で体調が悪くなったことのある方はお申し出ください。
  • 午前中の胃カメラの場合は、検査前日の夕食は軽くして、午後9時以降の飲食は避けてください(少量の飲水は可)。
  • 午後の胃カメラの場合は、検査前日の食事は通常通りです。検査当日の朝は軽食を早めに済ませてください。朝食以降の飲食は避けてください(少量の飲水は可)
  • 検査の前に麻酔等の処置があるため、検査予約時間の30分前までに来院してください。
3

前処置

  • 胃の中をきれいにする薬を飲みます。
  • 経鼻内視鏡では、鼻出血予防と鼻の通りを良くするために鼻腔にスプレーをします。
    局所麻酔薬を鼻腔に注入した後に、細くて柔らかいチューブにゼリー状の麻酔薬を塗り鼻腔に挿入しておきます(検査直前まで)。
  • 経口内視鏡では、ゼリー状の麻酔薬を喉に溜めて咽頭麻酔をします。検査直前に喉にスプレーの麻酔を追加します。
4

検査

  • ストレッチャーに横になり、そのまま検査室へ移動します。
    経口内視鏡では検査直前に鎮静剤(眠くなる薬)を点滴の管から注射します。
  • 経鼻内視鏡では検査中に画面を見ながら会話も可能です。
    (経口内視鏡では鎮静剤によりウトウトしていることが多いです)
  • 検査は5分程度です。内視鏡所見に応じて組織検査やピロリ菌の検査を行うことがあります。
5

検査後

  • 経鼻内視鏡では、喉への麻酔の影響が少ないため、検査後30分~1時間で飲水・食事が可能です。
  • 経口内視鏡では、鎮静剤が覚めるまで約1時間院内で休んでいただきます。検査後約1時間で飲水・食事が可能です。当日は運転は避けてください。
  • お帰りの前に、診察室で内視鏡結果を院長が説明します。
    (組織検査を行った場合は約2週間後に外来で結果説明となります)

費用について

検査 内容 費用
上部消化管内視鏡
(胃カメラ)検査
付随する診察料・血液検査費用・使用薬剤費用などと合わせて (3割負担の場合)
7,000~7,500円程度
胃カメラ+生検組織検査 悪性細胞の有無等を顕微鏡で確認する精密検査)を行った場合 (3割負担の場合)
12,000~15,000円程度

保険診療で検査にかかる金額が決められているため、どこの医療機関で検査を受けても費用には大きな違いはありません。

経鼻内視鏡についてよくある質問

口からの内視鏡と比べて良い点と悪い点は何ですか?
  • 良い点:嘔吐反射が少なく苦痛が少ない、検査中に話ができ不安が軽減される
  • 悪い点:鼻の違和感がある、前処置・検査にやや時間が長くかかる、画質がやや劣る、処置は限られる
鼻からの内視鏡はどのような人に向いていますか?

口からの内視鏡検査で苦しかった経験のある方や、鎮静剤を使用せずに検査後すぐに帰宅したい方などに向いています。

内視鏡の太さはどのくらいですか?

極細内視鏡は鉛筆の太さと同じくらいで5.4~5.8mmの太さです。(口から入れる一般的な内視鏡の太さは9~10mm)

鼻からの内視鏡は口からのものよりも検査の精度が劣りますか?

極細内視鏡は高画質ですがハイビジョンには対応していません。その分画質はやや劣りますが、スクリーニング検査(病変を発見する目的)には十分な画像解像度です。

鼻からの内視鏡ができないこともありますか?

あります。鼻腔が狭い人や鼻腔が曲がっている人などでは内視鏡が通らないことがまれにあります。その際は口からの検査となります(極細内視鏡を口から挿入して検査できます)。

花粉症で鼻がつまっていても検査は可能ですか?

可能です。検査の前には、粘膜を収縮させるスプレーを噴霧して鼻腔を広げて通りを良くしますし、炎症を起こした粘膜を保護するために麻酔の入ったゼリーを塗りますから、ほとんどの場合は大丈夫です。

鼻の奥を傷つけたり、鼻血が出ることはありませんか?

ティッシュに付く程度の出血はたまにありますが、止血処置が必要なほどの出血はまずありません。鼻の粘膜を保護するなどの前処置をしっかり行うことと、医師もカメラの映像を見ながら挿入することで、鼻を傷つけることなく行うことができます。

ポリープを取ったりできますか?

ポリープ、潰瘍、がんなどの病変が見つかった場合は、病変の一部をつまんで採取して組織検査に提出することがあります(生検)。病変を切り取ったりする切除術は現在の経鼻内視鏡ではできません。

検査終了後、何か注意することはありますか?

鼻出血を起こすことがあるため、強く鼻をかむようなことは慎んでください。